山﨑歯科クリニックDHブログ 3月号 酸蝕症について
月に入りだんだんと暖かい日が増えてきましたね(^^♪寒暖差で体調を崩さないようにお気を付けください。
先日患者さんから‘コーラとかを飲みすぎると歯が溶けるっちゃろ’と聞かれました。歯が溶ける事【歯の表面がすり減り、透けて見えます】を酸蝕(さんしょく)と言うのですが、コーラだけではなく酸が強い食べ物や飲み物を取りすぎると歯が溶けてしまいます。歯の表面のエナメル質はとても硬い組織ですが、酸に弱いので長時間酸に触れていると唾液の中和作用が間に合わなくなり歯の表面が溶け始めてしまいます。短時間であれば唾液が酸を洗い流して中和するため、通常は大きな問題はありません。特に酸が強いものとしては、ワイン・炭酸飲料・栄養ドリンク・かんきつ類・ドレッシングなどがあります。毎日の散歩の後の水分補給にビタミンドリンクや黒酢ドリンクを飲んでそのままにしている事はないですか?予防としては、
・酸性の飲食物をちびちび飲み、ダラダラ食べをしない
・ストローを使って飲む
・ガムをかんでたくさん唾液を出す(キシリトールガムなどがお勧めです)
・酸が強いものを飲食したら歯磨きは30分後に!ゴシゴシ磨かない
このように、歯への接触を少なくして、唾液を出すことで酸を中和してくれます。
酸性の飲食は常に身近にあるので、気を付けてみてくださいね